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50代のおばちゃんには泣けなかったけど…『四月は君の嘘』で心に残った言葉

50代からはじめる漫画時間

こんにちは。
50代独身、実家暮らしのいさこです。

「50代からはじめる漫画時間」、今回は『四月は君の噓』を読みました。

出版社のサイトでの説明は以下の通りです。

「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!! 少女の名は宮園かをり。性格最低・暴力上等の彼女はしかし、まぎれもなく最高のヴァイオリニストだった!公生は、かつて住んでいた音楽の世界に、強引に引きずり戻される。カラフルに色づく、音楽の世界に! 完結後の今もなお、各界からの絶賛の声が鳴り止まない音楽コミックの金字塔!「音が聴こえる」その描写から、目が離せない!

株式会社 講談社公式サイト
(https://www.kodansha.co.jp/comic/products/0000043314)

今回も、漫画好きの甥っ子の本棚から拝借。

読む前に甥っ子から、

「これ、号泣する人多かったらしいよ」

と聞いていたので、ちょっと身構えて読みはじめました。

さて、50代のわたしはどうだったのか。

結論から言うと……

泣きませんでした(笑)

感動しなかったわけじゃないんです。

むしろ、登場する子たちの悩みや葛藤、一生懸命にもがく姿には胸にくるものがありました。

でも、号泣するほどではなかった。

もしかしてわたし……

汚れちまった大人になったのかな(笑)

そんな50代のわたしが『四月は君の噓』を読んで感じたことを書いてみます。

『四月は君の噓』は、泣けなかったけど心に響いた

主人公たちは中学生。

一方、わたしは50代。

そりゃあ、同じようには読めないよね(笑)

もし登場人物たちと同じくらいの年齢のときに読んでいたら、また違った感情で作品を読んでいたのかもしれません。

恋愛だったり、友達との関係だったり、進路だったり。

中学生のころなら、もっと自分を重ねながら読んでいたのかな。

でも、50代になった今だからこそ、

「みんな、悩んでるなぁ」

「一生懸命だなぁ」

と、少し離れたところから見守るような気持ちで読んでいました。

そして、そんな彼らの姿がやっぱり胸に響くんですよね。

クラシックがわかる人なら、もっと楽しめるのかも

この作品にはピアノやクラシック音楽がたくさん登場します。

ショパンやモーツァルトなど、音楽にくわしい人なら、

「この曲ね!」

と、頭の中で音楽を奏でながら読めるんでしょうね。

残念ながら、わたしはピアノを習ったことがありません。

なので、

「ショパン……なるほど」

くらいの感じ(笑)

でも、漫画を読みながら実際のピアノの音を聴けたら、また違う楽しみ方ができそう。

調べてみたら、この作品はアニメにもなっているそうなので、

アニメ版を観てみるのもありだな

と思っています。

漫画では想像するしかなかった音楽を、実際に聴きながら物語を楽しめるのは魅力ですよね。

50代だからこそ響いた言葉

今回、泣けるシーンよりもわたしの心に残ったのが、この言葉。

支え合うのは 味方だけじゃない 敵から多くを学び 多くを得る

(新川直司『四月は君の噓』より)

これ、50代の今だからこそ、

「うん、そうだよね」

と思えた言葉でした。

若いころなら、嫌な人は「嫌な人」で終わっていたかもしれません。

でも、歳を重ねると、

「この人のこういうところは苦手だけど、こういう考え方は参考になるな」

とか、

「この人がいたから、自分も気づけたことがあるな」

と思うこともあります。

味方からだけじゃなく、苦手な人や自分とは考え方が違う人からも学ぶ。

これって、人生経験を重ねたからこそ実感できることなのかもしれません。

「自分だけ時間が止まっている」感じ、わかる!

もうひとつ、

「これ、わかるなー!」

と思ったのが椿の気持ち。

みんながそれぞれ進路を決めて、一歩ずつ前に進んでいく。

そんな中で、自分だけ時間が止まってしまったように感じる。

周りはどんどん先へ進んでいるのに、自分だけが取り残されている。

この、

「置いてけぼりにされている感じ」

わかるんですよね。

もちろん、わたしと椿では年齢も状況も全然違います。

でも、

「みんなは順調に進んでいるのに、自分は何をしているんだろう」

「自分の時計だけ止まっているんじゃないか」

と思ってしまう焦燥感。

これは大人になってからも、ありますよね。

むしろ50代になっても、あります(笑)

人生って、みんなが同じペースで進むわけじゃない。

頭ではわかっていても、周りが前に進んでいるように見えると、焦ってしまう。

そんな気持ちを、椿の姿から思い出しました。

わたしが思う『四月は君の噓』の影の主役

これは本当に、

超個人的な意見です。

わたしがこの漫画を読んで「影の主役だな」と思ったのは……

柏木さん。

主人公でもなければ、物語の中心人物でもありません。

でも、彼女のさりげないアドバイスがいいんですよ。

「えっ、あなた中学生ですよね?」

と言いたくなるくらい、わかっていらっしゃる(笑)

悩んでいる人に対して、必要以上に踏み込むわけでもなく、でもちゃんと大事なことを言ってくれる。

その距離感と、ものの見方に、

もう大人のわたしでも脱帽です。

こういう人、周りにいたら心強いだろうなぁ。

わたしは主人公たちよりも、むしろ柏木さんの言葉や存在が印象に残りました。

50代のわたしには「号泣」ではなかったけれど

『四月は君の噓』は、号泣する人も多い作品だそうです。

でも、わたしは泣きませんでした。

だからといって、つまらなかったわけでも、感動しなかったわけでもありません。

ただ、50代の今のわたしには、

「泣く」というより、

「ああ、わかるなぁ」

とか、

「若いって、一生懸命でもどかしくて、まぶしいなぁ」

という気持ちで読んだ作品でした。

同じ漫画でも、読む年齢によって感じ方は変わる。

それも漫画を読む面白さなのかもしれません。

もしわたしが10代のころに読んでいたら、どんな感想になっていたんだろう。

ちょっと気になります。

そして今度は、アニメ版。

実際のピアノの音を聴きながら観たら、また違った感想になるかもしません。

ということで、

『四月は君の噓』、次はアニメで楽しんでみようかな。

50代の漫画時間、まだまだ続きます。

🌸いさこの漫画メモ
📖作品名
『四月は君の噓』

💡心に残ったこと
「支え合うのは 味方だけじゃない 敵から多くを学び 多くを得る」という言葉。
そして、周りが先に進んでいるように感じる「置いてけぼり」の気持ち。

😊50代のわたしに刺さった度
★★★☆☆(3.0)

🙋‍♀️おすすめしたい人
「人生の途中で、周りは進んでいるのに自分だけ取り残されているように感じたことがある大人の方」

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