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介護の家事支援が国家資格に?生活援助はどうなるのか

ヘルパーいさこの介護メモ

「介護の家事支援が国家資格になるらしい」

そんな話を耳にして、最初に気になったのは、今の介護保険の生活援助はどうなるのだろうということでした。

こんにちは。
50代独身、実家暮らしのいさこです。

訪問介護の仕事を10年以上経験した元ヘルパーのわたしとしては、とても気になるニュースです。

将来は身体介護だけになって、掃除や洗濯などの生活援助は介護保険からなくなるのだろうか。そう感じた方もいるかもしれません。

わたしも最初はそう思いました。

調べていくと、現時点では少しちがうようです。この記事では、家事支援の国家資格化の内容と、介護保険の生活援助が今後どうなりそうかを整理してみます。

介護保険の訪問介護には2つの支援がある

訪問介護には、大きく分けて次の2つがあります。

身体介護とは
身体介護は、利用者本人の身体に直接かかわる支援です。

たとえば、

• 食事介助
• 排せつ介助
• 入浴介助
• 更衣介助
• 移動や移乗の介助

日常生活を送るうえで、身体機能の低下を支える役割があります。

生活援助とは
生活援助は、日常生活を維持するための家事支援です。

たとえば、

• 掃除
• 洗濯
• 調理
• 買い物

利用者本人が自宅で生活を続けるために必要な支援として位置づけられています。

家事支援の国家資格化とはどんな内容か

最近話題になっている「家事支援の国家資格化」は、介護保険の生活援助そのものを国家資格にするという意味ではないと考えられています。

現時点では、介護保険の外にある家事支援サービスの担い手に対して、新たな資格制度を検討している段階です。

つまり、今ある訪問介護の生活援助をすぐ置き換えるという話ではありません。

介護保険の生活援助はなくなるのか

結論からいうと、現時点で生活援助がなくなると決まったわけではありません。

介護保険の訪問介護は、今のところ

• 身体介護
• 生活援助

という2つの枠組みが基本です。

今回の制度検討が、ただちに「介護保険は身体介護だけになる」という意味ではないようです。

ただし、今後ずっと変わらないと断定もできません。

高齢化がすすみ、介護保険財政や人手不足が課題になっているため、生活援助の対象や役割の整理がすすむ可能性はあります。

なぜ国は介護保険の外に新しい資格を検討しているのか

背景には、高齢化と介護人材の不足があります。

高齢になると、介護が必要な状態ではなくても、日常生活の中でちょっとした困りごとが増えてきます。

たとえば、

• ゴミ出し
• 電球交換
• 少しだけ掃除
• 買い物の付き添い

こうした支援は、介護保険では対応しにくい場合があります。

そのため、介護保険だけに頼るのではなく、介護保険の外にも生活支援の担い手を増やしたいという考え方が背景にあるようです。

また、訪問介護ではヘルパー不足が続いています。

身体介護や見守りなど、より専門性が必要な支援に人材を確保しやすくしたいという狙いも考えられます。

現場では家事と介護を分けにくい理由

制度上は「家事」と「介護」を分けて考えやすくても、実際の現場ではそう単純ではありません。

たとえば掃除に入ったときでも、ただ部屋をきれいにしているだけではないのです。

• 冷蔵庫に同じものが何日も残っている
• 薬が減っていない
• 食べ残しが増えている
• ゴミの出し方が変わっている
• 以前より部屋の散らかり方が変わった

こうした小さな変化から、体調や認知機能の変化に気づくことがあります。

生活援助は、単なる家事ではなく、暮らしの変化を見守る役割も持っています。

だからこそ、制度として分けても、現場ではきれいに切り分けにくいのだと思います。

これから訪問介護で求められそうなこと

これから価値が高まりそうなのは、家事そのものよりも、変化に気づき、それを必要な支援につなげる力ではないでしょうか。

たとえば、

• いつもとちがう様子に気づく
• 具体的に記録に残す
• ケアマネージャーや家族に伝える
• 必要な支援につなげる

こうした役割は、今後さらに大切になっていきそうです。

まとめ|生活援助は今後どう考えればよいか

今回の家事支援の国家資格化は、今すぐ介護保険の生活援助がなくなるという話ではないと考えられます。

むしろ、介護保険の外にも生活支援の担い手を増やしていこうという動きと見るほうが実態に近そうです。

ただ、現場では家事を通して生活の変化を見ています。

その意味では、これからも訪問介護の役割がなくなるというより、生活全体を見て気づける専門性が、より重要になっていくのではないでしょうか。

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