PR

【もしかして認知症?】#08 几帳面だった性格が雑になった父

父の介護記録

父はもともと、とても几帳面な人でした。だからこそ「ちょっとした雑さ」が気になり始めたとき、わたしは少しずつ違和感を覚えるようになりました。

こんにちは。
50代独身、実家暮らしのいさこです。

父は昔から、きちんとした性格でした。
使ったものは必ず元の場所に戻し、身の回りもきれいに整えている人でした。

ところが、少しずつ「あれ?」と思うことが増えていきました。

以前は使ったものを必ず元に戻していたのに、テーブルの上や別の場所に置いたままにするようになりました。

「使ったものは元に戻す」ということは、父が家族によく注意していたことだったんです。

わたしも、使ったハサミを別の場所に置いて、しょっちゅう怒られました。

新聞にも変化がありました。
読み終えた新聞は、以前なら端をきちんとそろえてたたんでありました。
それがいつからか、中の紙面が飛び出したまま、ざっくりとたたまれているように。

ヒゲ剃りもそうです。
父は現役で仕事をしていた頃はもちろん、定年後も毎日ヒゲを剃っていました。

もともと視力が悪く、鏡を見てもよく見えなかったらしいんですが、それでも手でヒゲの感触を確かめながら丁寧に剃るほど几帳面でした。

ところが、「お父さん、ヒゲ伸びてるよ」と声をかけないとヒゲを剃らないようになっていきました。

父はもともと清潔感や身だしなみにとても気をつかう人でした。
鼻毛も人一倍気にしていて、わざわざ鼻毛カッターを買って手入れをしていたほどです。

そんな父だからこそ、身だしなみに関心が向かなくなっているように見える変化は、とても印象に残りました。

台所でも変化がありました。
洗って乾いた食器を、以前はきちんと食器棚に戻してくれていました。

それがだんだん、食器の場所を間違えることが増えました。
いつもの場所にあるはずの食器が別の棚に入っている。

最初はたまたま間違っただけと思いましたが、何度か続いたことで、少しずつ違和感がはっきりしていきました。

こうした変化は、一つひとつを見ると小さなことです。
「年齢のせいかな」と思えば、それで済んでしまうかもしれません。

でも、もともときちんとしていた人だからこそ、その人らしさが少しずつ変わっていくことに、家族は気づくのだと思います。

わたしはこの頃から、「もしかして認知症なのかもしれない」と感じ始めました。

家族だからこそ気づける小さな変化がある。気になる違和感は、あとからふり返ると大事なサインだったと思うことがあります。


コメント

タイトルとURLをコピーしました