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こんにちは。
50代独身、実家暮らし、無職生活満喫中のいさこです。
一度読んだ小説を、また読むことはほとんどないけど、どうしてもまた読みたくなった本です。
一度目に読んだのは10年くらい前。
この本が、わたしが新津きよみさんにハマったキッカケとなりました。それ以降、新津作品を50冊は読んでいます。
彼女の命日
(著)新津きよみ
出版社のサイトでの説明は以下の通りです。
「あなたの大切な一日、私に下さいませんか」――三十五歳の会社員・楠木葉子は、父亡き後、母と妹を養ってきたしっかり者。結婚を考える恋人もいる。そんなある日、葉子は、帰宅途中、胸を刃物で刺されて死亡した。が、一年後、山の手線で別の女性の身体を借りて、この世に戻ってきた。葉子は恋人のことを気にかけながらも、母と妹が住む自宅へと向うが、そこで待っていたものとは・・・・・・。現代に生きる女性の揺れ動く心情を繊細に描く、切なく優しくサスペンスフルな傑作長篇。(解説・大矢博子)
株式会社角川春樹事務所公式サイト
(http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=311)
死んだあと、他人の身体を借りて…なんて現実にはありえませんよね。
でも、そのありえない設定でもおもしろく描いてくれるのが、新津きよみさんの魅力なんです。
10年前に読んだときは、主人公の楠木葉子の目線で物語を読みすすめました。
わたしだったらどうするのか?
自分を殺した犯人を捜したいだろうし、残された家族や恋人のことも気になると思う。
だけど50代になった今は、葉子に身体を乗っ取られる(貸す?)側の立場になって読んでいました。
人の数だけストーリーがある。問題を抱えていない人なんていないという、そんなあたり前のことに気づかされます。
読む前は、犯人は誰かという推理色が強いのかなと思いましたが、どちらかというと、人間関係に焦点をあてた作品かなと。
新津きよみさんならではの、女性の繊細な心理描写が、読んでいて胸の中をざわざわさせます。
まだ新津作品を読んだことのない人は、ぜひこの一冊から読んでほしいです。


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