少しずつデイサービスに慣れていった父
こんにちは。
50代独身、実家暮らしのいさこです。
精神病院へ通うようになり、薬の見直しも終え、少しずつ穏やかさを取り戻していった父。
デイサービスにも通い続けていましたが、最初の1か月は大きな心配事がありました。
それは、お昼ご飯をまったく食べなかったことです。
昼食は食べない。でもおやつは食べる?
ある日、ケアマネージャーさんから申し訳なさそうに電話がありました。
「お父さま、お昼を全然召し上がらないのですが……昼食代は請求させていただいてもよろしいでしょうか?」
もちろんわたしは、
「父のために準備していただいているので、ぜひ請求してください」
とお伝えしました。
逆に、食べなかったからと支払いを断る方がいるのでしょうか。
少し不思議に思ったことを覚えています。
ただ、もっと不思議だったのは、お昼ご飯には手を付けないのに、おやつだけはしっかり食べていたそうです。
理由は今でもわかりません。
初めて昼食を完食した日
そんな父にも変化が訪れます。
デイサービスに通いはじめて2か月目。
連絡ノートには、
「本日、初めて昼食を完食されました。」
と書かれていました。
その一文を見たとき、本当にうれしかったです。
きっとスタッフのみなさんも、
「今日は食べてくれるかな」
と毎週気にかけてくださっていたはずです。
わたしたち家族も、ようやく一つ壁を越えられたような気持ちになりました。
お風呂も少しずつ受け入れられるように
昼食を食べられるようになっても、お風呂だけは頑なに拒否していました。
それでもスタッフのみなさんが根気よく声をかけ続けてくださり、
デイサービスに通いはじめて3か月目。
ようやく入浴にも成功しました。
昼食。
そして入浴。
一つずつ、一つずつできることが増えていき、
「やっと安心できるかな」
そう思いはじめていました。
今度はまた母が倒れた
しかし、その安心は長くは続きませんでした。
今度は母が脳梗塞で倒れ、救急搬送されたのです。
数か月前には心筋梗塞で入院し、
やっと日常生活に戻れたと思っていた矢先でした。
また母がいない生活。
父の介護をどうするのか。
母の体は大丈夫なのか。
頭の中は不安でいっぱいになりました。
「半年入院」の言葉に頭が真っ白になった
搬送先の病院で医師から言われたのは、
「リハビリも含めると、長ければ半年ほど入院になります。」
という言葉でした。
母もわたしも、
「えっ、半年も?」
と絶句しました。
もちろんリハビリの経過次第では早く退院できる可能性もあるそうですが、
そのときは先の見えない不安しかありませんでした。
また試練がはじまる
「やっと一つ乗り越えた。」
そう思ったら、また次の困難がやってくる。
まるで神様に、
「さあ、この困難、あなたはどう乗り越える?」
と試されているような気持ちでした。
でも、悩んでも現実は変わりません。
やるしかない。
そう自分に言い聞かせました。
父の介護。
母のお見舞い。
家事。
そして仕事。
こうして、わたしの怒涛の日々がまたはじまったのです。


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