「トイレを流し忘れること。
年齢のせいだと思っていませんか?」
こんにちは。
50代独身、実家暮らしのいさこです。
この記事は、父がまだ認知症と診断される前のお話です。
トイレの電気の消し忘れに続いて、もうひとつ気になることが増えていきました。
それが、「トイレを流し忘れること」です。
最初は、たまにあるくらいでした。
用を足そうとトイレのドアを開けたら、「あれ?流してない!」父で間違いない。
なぜわかるのかというと、小をしているけど、トイレットペーパーを使ったあとがないから。
母だったら便器の中にトイレットペーパーが浮いているはず。
まあね、たまに流し忘れることくらい、おかしなことではないですよね。
そのときは父に「トイレ流してなかったよー」と一言伝えはしました。
父も「あっごめん!」と言っていたし、とくに深く考えていませんでした。
ところが、その回数が少しずつ増えていきます。
3回に1回が、3回に2回に。
そして気づけば、ほとんど毎回のように流し忘れている状態になっていました。
さすがに「おかしいな」と思うようになりました。
ただのうっかりにしては、回数が多すぎる。
でも、はっきりとした理由はわからないままでした。
最初は毎回「流していなかったよ」と言っていましたが、それも面倒になって、わたしが気づいたら流すようにしていました。
そして、もうひとつ不思議なことがありました。
流し忘れているのは、決まって「小」のときだけだったんですよね。
「大」のときは、きちんと流している。
なぜなのかは、当時はまったくわかりませんでした。
たまたまなのか、偶然なのか。
それとも何か意味があるのか。
結局、父が亡くなった今も、その謎は解明できていません。
ただ、トイレを汚して使っているわけではないので、まあいっかと思っていました。
今ふり返ると、こうした小さな違和感の積み重ねが、少しずつ父の変化を教えてくれていたのだと思います。
でもそのときの私は、まだ「認知症かもしれない」とは、はっきり考えられずにいました。


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