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父が110番通報…突然やってきたパトカー【介護体験記 第2章 #05】

父の介護記録

こんにちは。
50代独身、実家暮らしのいさこです。

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父がデイサービスを2回目にして一日利用できた翌日、今度は思いもよらない出来事が起きました。

家の前に突然止まったパトカー。
そして家を訪ねてきたお巡りさん。

何事かと思った母でしたが、驚きの理由は「父が110番に電話をしていた」ということでした。

そのとき母は庭で洗濯物を干していて、家の中で起きていたことにまったく気づいていなかったそうです。

お巡りさんによると、父から電話があったものの、内容がよくわからなかったため、とにかく現場確認のために来てくださったとのことでした。

母はあわてて謝り、父が認知症であることを説明しました。

するとお巡りさんは、

「こういった認知症の方からの通報は実際によくあるんですよ。でも、通報があった以上は、何か問題が起きていないか確認しないといけないんです」

と話してくださったそうです。

母は申し訳ない気持ちでいっぱいだったそうですが、それと同時に、すぐ駆けつけてくれる警察の存在に心強さも感じたと言っていました。

そして最後に、

「困ったことがあったら、ケアマネージャーさんにも相談してくださいね」

とも声をかけてくださったそうです。

この頃の父は、認知症の薬の副作用が強く出ていて、「誰かに狙われている」といった被害妄想のような症状が見られる時期でした。

もともと父は、定年退職後は家で過ごすことが多く、自宅にかかってくる電話や来客対応を自然に引き受けてくれていました。

でも認知症の症状が出始めてからからは、電話の内容を理解できなかったり、訪問者への対応がむずかしくなったりしていきました。

▶ 実際に起こったトラブル

そのため家族で、

「電話には出なくていいからね」
「誰か来ても玄関には出なくて大丈夫だからね」

と何度も伝えていたのですが、本人にはなかなか理解がむずかしかったようで、電話が鳴れば出てしまい、チャイムが鳴れば玄関へ向かう状態でした。

そして今回、110番通報という大きな出来事が起きました。

わたしたち家族は、「このままではいけない」と感じ、今後について話し合いました。

その結果、父が1人で家にいるときは、電話線を抜くことにしました。

基本的には母が家にいますが、通院などでどうしても不在になる時間があります。

その間だけでも、父が混乱して電話をかけてしまう状況を防ぎたかったのです。

ただ、電話線を抜いても、玄関のチャイムへの対応までは防げません。

父が来客に応対してしまうことへの不安は、相変わらず残ったままでした。

そして今回の出来事をきっかけに、父を診てもらっている病院や医師についても、改めて考え直さなければいけないという話になりました。

認知症介護では、「昨日できたから今日も大丈夫」とは限らない。

少し安心した翌日に、また新しい問題が起きる。

そんなことのくり返しなんだと、あらためて感じた出来事でした。

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